糖尿病
血糖値の上昇で全身に様々な問題が発生
血液中の血糖値が高くなる病気です。食べ物や飲み物を消化して作られるブドウ糖は体を動かすエネルギーとなるものですが、このブドウ糖がどれくらい血液中にあるかを示すのが血糖値。糖尿病になると、ブドウ糖が細胞にうまく運ばれず、血液の中に溢れてしまうため、血糖値が高くなります。典型的な症状として、口渇、多飲、多尿、体重減少などがあげられますが、初期のうちはほとんど自覚症状がないのが特徴です。
高血圧
血圧の上昇で血管がボロボロに
血液が流れるとき、血管にかかる圧力のことを血圧といいますが、この血圧が常に高い状態なのが高血圧症です。高血圧がずっと強いまま続くと、血管はしなやかさを失って硬くなり、内側が狭くなって中性脂肪やコレステロールが溜まりやすくなります。そうするとさらに血圧が上昇するという悪循環に陥り、血管はボロボロになってしまうのです。
脂質異常症
心筋梗塞や脳梗塞の要因に
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪などの脂質が多すぎる病気です。ほとんど自覚症状がないためきちんと治療しない人が多いのですが、そのまま放っておくと増えた脂質が血管の内側に溜まって、動脈硬化になってしまうのです。さらに放置しておくと、ついには心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてしまいます。
高尿酸血症
痛風(関節炎)や尿路結石、腎障害などの原因に
尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。高尿酸血症は、尿酸値が高いために身体に影響を及ぼすリスクがある状態です。生活習慣の改善が必要となり、薬による治療が行われることもあります。高尿酸血症が長い間続くと、尿酸の結晶が徐々に沈着していき、痛風発作(関節炎)や尿路結石、腎障害などが引き起こされます。また、最近では、高尿酸血症がさまざまな生活習慣病の要因となっていることが指摘されています。